WOLF&RITA 20SS

最低でも週に1度は更新しようと思っているBLOGですが、春夏の入荷や20AW展示会などであれやこれやと過ごしているうちに2月も3分の1程過ぎてしまいました。時が経つのって本当に早いです・・・

WOLF&RITAの春夏コレクションについても、今季は好評でとても嬉しいです♡
個性があってデザイン性も高く、見ているだけでもワクワクしてしまうWOLF&RITAのお洋服ですが、私がWOLF&RITAを好きな理由に、過去のアーティストやムーブメントなどに焦点を当てたコレクションのテーマと、それをしっかりデザインで表現している事があります。

今回はのコレクションは、アントニオ・ヴァリアソインスというポルトガルのミュージックシーンにおけるアイコンの1人言われたアーティストへのオーマジュを込めて作られています。
以下、今回のコレクションテーマのご紹介です。少し長いのですが、知って頂けるとまたお洋服への見方も変わると思いますので、読んで頂けると嬉しいです。

アンコール(ヴァリアソインスへ!)

António Variações (アントニオ・ヴァリアソインス)はポルトガルポップミュージッ クシーンにおける素晴らしいアイコンの一人です。ロンドン、アムステルダムと移 り住んだのち、首都リスボンで美容師として働いていた彼は、その風変わりな見た 目も手伝い、70 年代当時の味気ないリスボンの街でとても目立つ存在でした。
彼の音楽は彼自身の奇異で前衛的なペルソナやルックスと同様に、当時過激で挑戦的なものではありましたが、音楽と文化的シーンの両方でその名を留めるほどの影響を残しました。
出生名はアントニオ・リヴェイロでしたが、のちに柔軟性と自由を表す言葉 「Variações ヴァリアソインス (英 Variation : ヴァリエーション)」へ改名されまし た。彼の言葉に直すなら、実際以前より彼自身がそうであったようです。
彼の音楽は決して一つのジャンルにとらわれず(例えば、ポルトガル伝統リズムと フォーク音楽の融合、パンク、ロック、ジャズスタイルなど)、そのヴァリアソイ ンス (ヴァリエーション)という名前通り、非常に多くの点で真の革新的なアーティ ストだったと言えるでしょう。彼の人生とキャリアは非常に短かったにも関わらず (1944-1984)、彼の音楽は何世代にもわたりポルトガルアーティストたちへ影響を 与えています。


WOLF&RITA 20 年春夏コレクションは、この革新的で異端な芸術家へのオマージュ です。私たちの親や祖父母の世代に生きたこの若い素晴らしいアーティストが残し た遺産や遺稿、そして彼の所持品、コレクション、当時の衣装や写真など、W&R 20SS コレクションを作るにあたり、彼の沢山の作品に触れました。 彼が私たちに残してくれたこと。それはすべての子どもたちに知っていて欲しい 事。

「自分の心に正直に。そして違いを恐れないで。」

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